オヤシラズ

親不知を2本抜いた。
他人の「親不知抜いた」という話題には
あまり興味をそそられなかったのだが
次からは共感できるようになる。やったぁ。

あれだね、抜く瞬間に頭蓋骨がズレるような感覚があったね。
いかに強く我が口の中に根ざしていたかが理解できた。
どれだけ深く根ざしていても
結局は歯ブラシの届かぬところに生えていて
気付いたら虫歯、果ては癌の要因にまでなりうる
足を引っ張る存在だったわけだ。
永年赤字を出し続ける地方自治体によく似ている。
小泉政権はワシントンコンセンサスのもと
地方という腫れ物をスッパり切り捨てたわけだ。

地方が栄えないのは政府に忘れられたからでも
見捨てられたからでもない。
怠惰だったからだ。
その永年に続いた怠惰の結果が、ボーリングぐらいしか娯楽のない
広大な大地すなわち「地方」を生んだのだ。

しかし何も今を生きる地方の人々に
全責任があったのではない。
昔をさかのぼればその怠惰の原因がわかる。

それはその地域を支配していた「昔の殿様」に
全ての根本の原因がある。
栄えている地方都市はいずれも名将、智将が治めていた。

仙台→伊達家
福岡→黒田家
名古屋→徳川家
大阪→豊臣家→徳川家

これに対して左遷地だった○○県や○○県などは
殿様が次々と変わり、整った治世はされずに
そのまま明治を迎えることになる。
因果が子の代に祟りさらに孫の代へと続いていく。
たしかに地方は日本の中心地からは僻地にあるし
日本人はそもそもが怠惰なのだから
衰退はしょうがないにしても
国からスッパり切られるからといって文句や悲鳴をあげてはいけない。
うん、親不知みたいにね。

でもそんな親不知だけど、かわいいケースに入れて
未来永劫保管しときます。
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by a-large | 2007-03-02 20:59


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