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東京ミッドタウン

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ほんとはこの日、東京ドイツ村に行こうと考えてたのだが
雨が降ってたので仕方ないから
東京ミッドタウンに行ってみた。
選択順位がドイツ村より下かよ!というツッコミは抜きで・

ミッドタウン内のタワー。
人多すぎ。
無双ゲージがたまって危うく発動するところだった。
十文字槍降りまわしてぇ。
中高年が多い印象。
ミッドタウンのミッドは「ミドル」も含んでいるらしいんで。
画像は帰る前に撮った写メ。
夜は意外と人が少なくなる。


サントリー美術館、以前から来てみたいと思ってた場所。
久しぶりの美術館だったが
やはり見る眼がちょっと前の自分と比べてだいぶ違っていた。

美術館に置いてあるもの=技能に優れた名品
というイメージを抱きがちだったが
実は意外とそうでもないものも多い。
平安の浄瑠璃絵巻物は遠近法が無いのは問題無いとしても
廊下のラインが先に行くに従って崩れている
人物の頭の大きさに差が有り過ぎる
など、よく観ると小さな発見があったし
切子の硝子細工はじっと観ると
1ミリ単位で切った模様の線の幅が違っていたし
江戸時代の大衆向けの浮世絵は
人形と人間が同じ顔で描かれていてなんとも滑稽だ。

どうにも美術館は入った時点で
美術館ウイルスというものに侵されるらしい
置いてある美術品=すごい
という先入観にとらわれてしまうウイルスだ。
自分の目を肥えさせることが唯一の抗体だと思う。

しかしわざわざ美術館に出向いてケチをつけるのも
自分としては大人げないと思うし
それに「すごい」というのは感動の一種なので
1000円もの金をはたいても小さな感動をたくさんできるのは
よいじゃないかと。
まぁ上手いとかでなくてテーマやコンセプトに沿った
歴史的作品であるから展示してあったんだろう。
そういうわけで今日は小さな発見と小さな感動を多くした、ということで
横浜に帰るとしよう。

あ、ちなみに21_21 DESIGN SIGHTも行った。
安藤忠雄がいたよ。サイン会やってた。
アブダビに恐るべき曲線をもつ建築物を建てるらしい。
アブダビコンバットの会場になったら面白いのだが。

この日は他にサルーとえむちゃんと一緒にまわった。
帰りに居酒屋で延々とトーク。
やはり年に出会う回数が少なくても
(サルーは今年初、えむちゃんは初めて会ってからまだ2回目)
ここまで話がたのしい人間関係がすごく理想的だ。
# by a-large | 2007-04-19 01:31

ウゴリーニ

横浜の地に来てから2年目に入りました。
もちろん今の会社も2年目に入ります。
4月に越してきた時に聴いてた曲など流して
ノスタルジーでセンチでストイックな気持ちに。

異動してから1週間。
職場の雰囲気がとてもいい。
やっぱり人間同士って「会話」が重要だと改めて思う。
別に趣味が合わなくても価値観が合わなくてもいい。
「会話」が成立しないと自分にとっては苦である。
そういや学生時代には「会話」が成立しない人とは
ほとんど付き合わなかったなぁと思い出す。
「そば一緒に食いに行くぞ」と言って
黙ってほんとに<一緒にそば食うだけ>の人とか
世の中にはけっこう多いのかねぇ。職種によるのかも。
少なくとも今までやってきた外食系のバイトで
出会ってきた人たちの8割はそんな感じだった。

あと外食系の人達は休み時間大体机に突っ伏して寝る。
私は寝込みを襲われては末代までの恥なので
絶対に寝ないことにしている。



・・・ここまで書いといてオチが思いつかないのでさっさと寝ます。
# by a-large | 2007-04-12 01:16

天気晴朗

ついに『坂の上の雲』全8巻を読破。
素晴らしい小説だった。
戦艦の構造から技術者の生い立ちまで
細部にわたって調べてあって
論文とまではいかないが、日露戦争当時の気分を知るためには
ふさわしい小説だった。
軍人が多く登場したが、その中で一番好きなのは児玉源太郎。
奇抜な策を労して日露戦争を勝利に導いた。
「奇抜」は軍社会でも会社でも常に批判の対象となりがちであるが
いつの時代も世界を変えていくのは「奇抜」な人間なのである。


さて、4月から店が異動になりました。
今の大型スーパー内のテナントどではなく
もちっとオサレなビルに入ってる店です。
サングラスがよく売れるとこらしいです。
電車通勤が始まるので読書の時間も増えそうです。
# by a-large | 2007-03-30 01:20

君はマックスコーヒーを知っているか

キュヴェレイ殿に久々に会う in品川
久々といっても先月会ったばかりだが。

いろいろ話してみて
私は「仙人気質」なのだと発見した。
キュベレイ氏は情報に敏感でメディア情勢に詳しいのだが
私は気付いたら時勢に置いて行かれてしまう。
ちょっとでも気をつけないと
横浜の山間部で修行してる仙人なってしまうのだ。
まぁ悟りへの道に達してすらいませぬが。
とことんマイペースでマイブームを好む自空間完結型な人間なので
ある程度は仕方ないか、と。
うん、でもきっと人畜無害な人材だ。

横浜に越してきたが会社の人とお客さんを除けば
近所の知り合いよりもノラ猫の知り合いのほうが多いw
横浜に来てまともに口をきく地球(ポコペン)人は
行きつけの美容師さんくらいか。


この日のディナーは品達にあったかつ丼の店のかつめし。
トウバンジャンみたいな辛口醤油をつけるのだがこれがうまい。
そのあとはカフェを探しに放浪。
泉岳寺まで歩き
都心の真中で自販機でマックスコーヒーを発見し狂喜する。
みなさんは知っているかマックスコーヒーを。
千葉茨城オンリーの自販機にのみ生息する
希少価値の高いローカル色溢れる黄色いコーヒーだ。
スーパーマリオ3のファイアブロスくらい天然記念物。(誰もわからねーか)

近年地元ダチういきゃんのミクシィ日記で
練馬の自販機に存在することが確認されたとの報告があったが
埼玉県練馬区ならいざしらず、こんな都心の真中で
お目にかかれるとは・・・

マックスコーヒーのような地元ローカルな飲食物は
まずは郊外の県で実験的に売り出して
その土地でヒットするようだったら、都内で売り出していく
って感じのマーケティングをしてるようで
いやぁ、港区でまさかマックスコーヒーに会えるなんて
シベリアの中心でケニア人に会ったような衝撃だったね。
うん、都心で売れるようになるまで長い歴史を経てきたんだね。

しかしなんかパッケージデザインが微妙に違っていた。
缶の上部にジョージアの文字が。。。
買収されたのか?
# by a-large | 2007-03-17 02:27

オヤシラズ

親不知を2本抜いた。
他人の「親不知抜いた」という話題には
あまり興味をそそられなかったのだが
次からは共感できるようになる。やったぁ。

あれだね、抜く瞬間に頭蓋骨がズレるような感覚があったね。
いかに強く我が口の中に根ざしていたかが理解できた。
どれだけ深く根ざしていても
結局は歯ブラシの届かぬところに生えていて
気付いたら虫歯、果ては癌の要因にまでなりうる
足を引っ張る存在だったわけだ。
永年赤字を出し続ける地方自治体によく似ている。
小泉政権はワシントンコンセンサスのもと
地方という腫れ物をスッパり切り捨てたわけだ。

地方が栄えないのは政府に忘れられたからでも
見捨てられたからでもない。
怠惰だったからだ。
その永年に続いた怠惰の結果が、ボーリングぐらいしか娯楽のない
広大な大地すなわち「地方」を生んだのだ。

しかし何も今を生きる地方の人々に
全責任があったのではない。
昔をさかのぼればその怠惰の原因がわかる。

それはその地域を支配していた「昔の殿様」に
全ての根本の原因がある。
栄えている地方都市はいずれも名将、智将が治めていた。

仙台→伊達家
福岡→黒田家
名古屋→徳川家
大阪→豊臣家→徳川家

これに対して左遷地だった○○県や○○県などは
殿様が次々と変わり、整った治世はされずに
そのまま明治を迎えることになる。
因果が子の代に祟りさらに孫の代へと続いていく。
たしかに地方は日本の中心地からは僻地にあるし
日本人はそもそもが怠惰なのだから
衰退はしょうがないにしても
国からスッパり切られるからといって文句や悲鳴をあげてはいけない。
うん、親不知みたいにね。

でもそんな親不知だけど、かわいいケースに入れて
未来永劫保管しときます。
# by a-large | 2007-03-02 20:59